中之島美術館見学会

日中と夜間の気温差に悩まされ、何を着ていこうか非常に悩むことが多いのですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

M2になりました、大橋です。

滋賀県に来て早くも一年が経ち、時の流れのはやさに驚いていますが、それほど充実していたのだろうと思いたいです。

先日ひょんなご縁があり、遠藤克彦先生に中之島美術館を案内していただきました。設計者から作品を案内していただけるという非常にうれしい機会でした。

(意匠設計:株式会社遠藤克彦建築研究所、構造設計:株式会社佐藤淳構造設計事務所、設備設計:株式会社東畑建築事務所・有限会社Comodo設備計画、外構:株式会社スタジオテラ)

学生20名ほどを対象に案内していただいたのですが、ポインターまで使用した、学生向けの非常に易しい説明をしていただきました。

歴史、文化、周辺環境からの敷地の読み解き、ゾーニング、素材選定、照明計画、ランドスケープ、設備計画、現代の美術館の在り方、家具など多種多様な説明をしていただき、設計演習と実務との違いを大きく感じさせられた時間となりました。

なかでも一番驚いたのは、内装材のルーバーに関するお話です。45mmのルーバーを17.5mmの間隔をあけて配置しているのですが、すべての壁、天井にそのルールで配置していこうとすると上手く収まらないのです。そこで、人間の目は5%以内の違いであれば気づかないという性質を利用し、17.5mmの間隔をコントロールしたそうです。驚きを通り越して狂気の沙汰だと思いました。。。

お忙しい中詳細部まで易しく丁寧にご案内をしていただきました、遠藤先生大変ありがとうございました!

最後に中之島美術館で一番大きな作品であるヤノベケンジさんの作品《ジャイアント・トらやん》の写真を貼っておきます。