淡路島で稲刈り

 ご縁があり、後期より金子研究室に所属させて頂くことになりましたB3の桑原春香です。大勢の先輩方と様々なプロジェクトに参加できるのを大変嬉しく思っています。よろしくお願いします!

 初めてのブログで緊張していますが、今回は他の研究室の取り組みとして参加させて頂いた淡路島での稲刈りについて書きたいと思います。

 先日私は、友人と茅葺屋根の材料である稲穂を刈る作業に参加させて頂きました。下記の写真は刈った稲の運搬・貯蔵段階をお手伝いさせて頂いた時のものです。

 茅葺屋根は古くから日本全国で用いられ、2020年11月17日に「伝統建築工匠の技」としてユネスコ無形文化遺産に登録されています。吸音性・断熱性・保温性・通気性に大変優れているのが特徴で、岐阜県の白川郷のように豪雪地帯においても広く活躍しています。

 広大な田んぼで稲を集めていくのは想像以上に大変な作業でした。一列ずつ乾かした稲を集めていきましたが、先輩方は私が半分集めた時には二列目をされていてその作業スピードに圧倒されました。稲を集めて20㎝ほどの束ごとにくくり、屋内の貯蔵場所まで運ぶ行程を一日かけて行いましたが、自然素材から手作業で作り上げていく大変さと達成感を肌で感じることができ、とても貴重な体験となりました。今後は実際に屋根にする段階の作業もあるそうなので是非参加したいと思います。

 つくる行程から参加させていただくことで、座学では学べないことを沢山得ることができました。これからも実際に現地に足を運び、自分の目で見て体験することで知識として吸収していけるよう頑張りたいと思います。