こんにちは、B4の中谷です。
最近は雨の日が続いておりましたが、非常にいい天気であったため、先日学校の帰りに自転車で、彦根の大学から離れた少し遠くの場所まで行ってみることにしました。
滋賀県は戸建て住宅の増加率が全国で一位ということもあり、ここ彦根でも次々と新しい住宅が建つ様子が確認できます。
一方で、少し細い道に入ると、古い家屋が残る地域が点々と存在し、まるでタイムスリップしたかのような印象というか、その場所だけ時間が止まってしまったような感じがして面白いです。
その中でも、今回自分の印象に残ったのは彦根市の松原町というところの風景です。
琵琶湖に注ぐ川沿いに家屋と小舟が立ち並び、小さな漁村のような雰囲気になっており、家屋も船もかなり古びて使われていなさそうなものから、比較的新しそうなものまで様々です。
(僕の地元が山ばかりだったこともあり、このような風景に心惹かれてしまいました)
気になってこの地域のことを少し調べてみると、戦国時代はかつて彦根三湊と呼ばれる立派な港があった場所であることがわかりました。
そして川ではなく彦根城の外堀の延長であり、築城の際に物資を運ぶ舟運の拠点となる場所
で、造船などで栄えていたそうです。
江戸以降の歴史のことは確認できませんでしたが、当時の水辺と深く関わる暮らしの様子が今にも引き継がれ、このような風景を生み出しているのだろうと考えました
彦根城や城下町周辺などの立派に観光地化された街並みももちろん素敵ですが、このように昔からの生活の跡が残る地域が点々と隠れているところも、彦根の文字通り隠された魅力なのではないかと思います。
今度時間のある時に、こういった場所を記したマップみたいなものを作って見ても面白いかも、なんて思ってます。
それでは!