初めまして、数十年ぶりに大学生になったD1のナカシタです。
久しぶりの大学へ行ってゼミに参加したのですが、すごくデジタル化しているという印象でした。ゼミでも各自のノートPCの手前にipadを置き画面にサラサラペンを走らせていて。さらにその場で打ち合わせメモを大画面モニター上でみんなで確認しながらと。おぉ、ハイテクで効率的!と驚いていました。ボクと言えばゼミの前日に届いたipadを持って行ったのですが、まだどこにペンを走らせれば良いかわからず、ペン先でアプリを起動させることしかできませんでした。。。ゼミではみなさん明快で発言力もあり、自分が学生だった頃はこのように話せたかなと感心しています。このようなご時勢なのでみなさんと頻繁に話すことができないので、あまりコミュニケーションが取れていないと感じています。通常であれば懇親会などをすれば、何となくみなさんのことを分かるだけでなくボクのことも知ってもらえるのですが、現状まだちょっと距離感があるのかなと感じています。(ボクもあまり大学へ行っていないのが問題なのですが、、、)機会を見つけて少しずつこちらからも話しかけますし、みなさんも気兼ねなく何でも聞いてくださいね。
ボクにとってコミュニケーションはいろいろな場面においても重要な行為であり、過去においてもそれで色々な局面を乗り越えてきたと思っています。人との会話というコミュニケーションということだけではなく、建築においても様々なコミュニケーションがあり、例えば図面・スケッチ・模型もそのツールのひとつであると考えます。いくら綺麗な図面を描いても、実際に建物が図面の通りできていなければ意味の無いものになります。それはコミュニケーションが取れていないということになり、現場で直接スケッチや会話で伝え、意図をした通りの建物ができれば結果的にコミュニケーションが取れたということになります。色々な場面でどのツールを使用するかの選択も問われます。建築は色々な人が関わりあって成り立ちます。メールなどの効率性だけを考えるだけでなく時にはアナログの会話という方法でコミュニケーションを取る必要もあると考えます。
ところで、世田谷美術館でアルヴァ・アアルト展が開催されていたので行ってきました。去年の緊急事態宣言で美術館が閉鎖されていたのは残念だったので、今年は人数制限がある中で開催されていて本当に良かったです。アアルトの奥様(アイノ・アアルト)のことはあまり知らなかったので勉強になりました。家具や材料を扱う技術に関してもアイノの影響を受けていたみたいですね。サルバドール・ダリも妻(ガラ・サルバドール・ダリ)のことを頻繁に絵に描いていました。彼も妻を絵に描くことで自信と創造力を与えてくれたと言っています。様々なアーティストはパートナーも重要な役割のひとつなのですね。東京はもう終わって今夏に神戸で開催されるみたいなので、ぜひ行ってみてくださいね。